山ン本五郎左衛門さんもとごろうざえもん
声:浅沼諒空
- 幽居の魔王
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かつては魔王と恐れられ、一目置かれた大妖怪。
傍若無人な生き様も今は落ち着き、平灘島にて気ままな田舎生活を送っている。
気さくな振る舞いは人の心を容易く解くが、その本質に触れた者はいない。
一本だたらいっぽんだたら
声:空閑暉
- 尊翁の隠れ蓑
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隠遁中の山ン本に代わり、不知主神社の頭目として島民を支配する片足の悪霊。
人間に対して消えようのない怨嗟を抱き、ことごとくを見下している。
山ン本への忠誠は盲目に近く、仇なすものには容赦しない。
鬼界ヶ島伽藍坊きかいがしまがらんぼう
声:イデア
- 寄る辺なき忠臣
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防衛から庭掃除まで、一人で神社の管理を担う天狗の少女。
異様なまでに従順な性格で、意志表示は極端に少なく、命令外で行動する事も極々稀。
感情の起伏に乏しく、この世の全てが取るに足りない。
五位の光ごいのひかり
声:冷水優果
- 不屈なる灯
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遠い地で生まれた鳥の物の怪。幾度の死を経て人の姿に落ち着いた。
体中から突き出た骨は生活するのに不便だが、実は結構お気に入り。
良くも悪くも献身的で、誰かに尽くす事こそ至上の喜び。
鏡蓋ががぶた
声:射手矢ハル
- 姫と道連れ
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愛憎の渦中に生きる、不老不死のなまぐさ坊主。
手の施しようのないダメ男だが、どうしてか憎めない天性の人たらし。
不死を得てからは禁欲を覚え、辛くとも誠実に浮世を謳歌している。
幣六へいろく
声:杉山あつし
- 比類なき姦臣
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最年長の大鬼。強面に反して友好的で、人付き合いに長ける好々爺。
主君・神ン野悪五郎の命により、山ン本を彼の配下に引き入れるべく奮闘中。
それも長らく失策続きの為、近頃はちょっと怠くなってきた。
妖狐ようこ
声:藤城ハク
- 臥せる猛獣
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どこからか平灘島に流れ着いた、謎の多い『狼』青年。本人は頑なに狐と言い張る。
他者を拒む荒んだ態度は、ご長寿揃いの山ン本一派には通用せず、
最年少である事も災いし、何かとナメられている・・・もとい、愛でられている。
メリー
声:恋摘もなか
- 硝子のお人形
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関東の豪邸で独り暮らしをしている、稲子のペンフレンド。
自らをお姫様だと称してはばからない、自己肯定感強めのシティーガール。
平灘島で惨殺死体として発見されるが・・・
刺竹さすたけ
声:五十嵐優樹
- 一切皆苦
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故人。敬虔な学僧であったが、ある理由から出家の道を絶っている。
生涯の大半を旅路に捧げ、最後の時を平灘島で迎えた。
冷酷非道・不択手段の精神は、今もなお物の怪達に禍根を残す。
神ン野悪五郎日影しんのあくごろうにちえい
声:フルゴオリ
- 楽境壊滅
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一度は山ン本から勝ちを得た、大魔王と称されるもう一人の大妖怪。
尊大な態度に見合う実力者であり、過剰な自信家ぶりは弛まぬ研鑽に裏付けされている。
ある時から忽然と姿をくらまし、その消息は現在も分かっていない。
有王ありおう
声:折原幸平
- 五下分結
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故人。刺竹とは家族同然の友であり、同じ主君に仕えた同僚。
恩義に厚くひたむきな性分で、曲がった事が大嫌いな正義漢。
故郷の京都から平灘島に移り住み、志半ばでその生涯を閉じた。
北畑 稲子きたはた いねこ
- 暴力こそ正義
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平灘島に住む女子高生。島民代表を代々務める北畑家の長女。
にも関わらず島と島民を極端に嫌い、卒業したら本土に引っ越すと決めている。
良くも悪くも強引な性格。目的の為に伴う罪など些事である。
柏木 修哉かしわぎ しゅうや
- 夢見る凡人
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またの名をオカルトライター「グッドラック樫木」。界隈でちょっと有名。
小説家志望だが機会にも才能にも恵まれず、飯を食うため渋々この仕事をしている。
その昔、取材で一度だけ平灘島に訪れた事がある。
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