「銀河鉄道」の中で目を覚ました主人公には、記憶が無かった。
乗り合わせた乗務員達は彼女を「プリンセス」と呼び、銀河の旅に迎え入れる。
主人公は早々に、ひとつの結論に行きついた。
ここは死後の世界で、自分は既に死んでいるのだ。
それを否定する者はいなかった。
彼らは決して彼女に過去を教えない。
ただ分かるのは、「今までもこうして旅をしていた」事実だけ。
鍵を握るのは、2人の不審者。
昼の支配者・サウスは謳う。
ここは夢の世界で、どんな願いも叶うのだと。
夜の支配者・糠星の夜は吐き捨てる。
こんな夢を見続けても、願いはひとつも叶わないと。
主人公は旅を続ける事にした。
個性的過ぎる仲間たちを乗せた銀河鉄道は
星々を巡り、彼らを理想の旅へと導いていく。
失われた過去。
銀河鉄道の謎。
この世界の秘密。
全てを思い出した時、止まった時間が動き出す。